
ワックスを使うとなぜ痒くなる?原因4つと改善方法
「ワックスを使うとなんで頭が痒くなるのだろう?」「ワックスを使っても痒くならない方法はあるかな?」
といった疑問を解決します。
ワックスを使用してしばらく時間が経った後に、頭皮が痒くなった経験がある方は多くいるかと思います。
髪型をセットするためにワックスを使ったのに、頭皮が痒くなるとストレスが溜まりますよね。
この記事では、ワックスを使うとなぜ頭皮が痒くなるのか、原因を4つと改善方法をご紹介します。
目次
ワックスを使うとなぜ頭皮は痒くなる?
頭皮が痒くなる理由は、時間と共に熱で溶けた成分が皮膚に触れ、それが長時間続くからです。
では、その痒みとなる原因は何でしょうか。
頭皮が痒くなる原因は主に4つ。
- 界面活性剤が原因
- シリコンが原因
- 毛穴詰まりが原因
- 肌に合っていないのが原因
上記の4つの原因について詳しく紹介していきます
界面活性剤が原因
頭皮が痒くなる原因の一つが界面活性剤。
界面活性剤は洗剤のようなもので、混じりあわない水と油の性質を変化させて結合させる役割を持つ強い成分だからです。
界面活性剤が肌に触れている時間が長時間続くと、刺激に弱い方や敏感肌の方には痒みやかぶれといった症状がでます。
とはいえ、界面活性剤はワックス特有のクリーム状を作り出し、髪型を固定するには必要な存在。
そのため、痒みを防ぐにはワックスの付け方やスタイリング剤を変えるといった改善をしたほうがいいでしょう。
シリコンが原因
シリコンはジメチコンといった名前などで表記されており、指どおりを良くしたり髪の毛をコーティングしてツヤを生み出すといった役割を持っています。
しかし、シリコンは吸着力が強く空気中の汚れを吸い取り、皮膚に膜を張ってしまいます。
それが、痒みの原因になっている可能性もあります。
とはいえ、シリコン=悪というわけでもありません。
シリコンは、シャンプーや化粧品、洗剤、柔軟剤とさまざまな商品に含まれている身近な存在です。
そのため、シリコンが必ずしも悪影響を及ぼしているとは限りませんが、原因を減らすためにもノンシリコン素材の整髪料を使ったほうがいいでしょう。
毛穴詰まりが原因
三つ目の原因は、毛穴詰まりです。
配合されている原料が汗や太陽の熱で溶け出し、頭皮の毛穴を塞いでしまいます。
毛穴からは皮脂や汗、水分が排出されており、毛穴に蓋をしてしまうと血液の循環が悪くなります。
その結果、毛穴の周辺に雑菌が繁殖し炎症を起こし、痒みといった症状がでます。
また、ベタベタとした質感は空気中のホコリやチリを吸着しやすくなっているため、アレルギーや炎症といった原因にも。
毛穴詰まりを防ぐには、スタイリング剤が皮膚に付着しないように使用することが重要です。
ワックスの原料が肌に合っていないのが原因
四つ目は、原料がそもそも肌にあっていないのが原因。
整髪料には、界面活性剤の他にも油やシリコン、着色料、防腐剤、アルコール、香料といった人工的に作られた成分が配合されています。
それらの原料が肌に悪影響を及ぼしている可能性があります。
そのため、肌にやさしい成分が主原料であるヘアバームや天然由来が主原料のスタイリング剤にするなど、自分の肌質に合うものを探す必要があります。
頭皮が痒くならないワックスってある?
髪型を整えたいけど、頭が痒くなるのは嫌だと思っている方は多数います。
そんな方は、
- 人工的に作られた成分を配合していない整髪料
もしくは
- 天然成分由来のヘアバーム
上記二つのどちらかのスタイリング剤を使用することで、頭皮の痒みを軽減できる可能性があります。
人工的に作られた成分を配合していない整髪料がおすすめ
頭の痒みの原因は、すでに記述した通りで界面活性剤や人工的に作られた成分。
例えば、界面活性剤やシリコン、防腐剤、着色料、アルコールなどが挙げられます。
そういった成分を含んでいないスタイリング剤を選ぶことで、痒みを軽減することが可能になります。
とはいえ、どんな方にも合うとは限らず、また痒くなる可能性もあります。
そのため、一度は通常通り試してみて症状が出るようであれば、また別のスタイリング剤を探す必要があります。
天然成分由来のヘアバームがおすすめ
ヘアバームは、スタイリング剤の一つです。
ミツロウやシアバター、ホホバオイルといった天然由来の成分が主原料となっているため、頭皮に優しいといった特徴があります。
シアバターは、昔から日常生活で使われている植物オイルで火傷や日焼け止め、切り傷に使用されていました。
髪の毛や肌に塗布すると、うるおいや保湿効果を与えると言われています。
ヘアバームは天然由来のオイルが基本的に使われているため、ワックスほどの固定力がないのがデメリット。
そのため、固定力を補うにはヘアバームでセットした後にヘアスプレーを使う必要があります。
とはいえ、肌にやさしい成分が使われているヘアバームに変えれば、痒みを抑えることが可能になります。
ワックスを使用するときの注意点
頭皮に痒みといった症状が現れる方は、使い方を間違っている可能性があります。
整髪料の正しい使い方をマスターしましょう。
頭皮に付けないようにする
整髪料は髪型をセットするためのスタイリング剤で、頭皮に付けないようにするのが大前提です。
ワックスの正しい使い方
- 10円玉程度の大きさを手に取り、透明になるまで手の平全体に薄く伸ばします。この時に、指の間や指の先にも馴染ませましょう
- 手に馴染ませたワックスをバック→トップ→サイド→前髪の順番でスタイリングしていくと、形が整いやすくなります。頭皮に付けないように、髪の毛の中間から毛先にかけて揉み込むように塗布していきます
- 全体に馴染んできたら、最後に手ぐしで整えてあげるとスタイリッシュに収まります
シャンプーでしっかりと洗い落とす
整髪料を使用した日は、シャンプーでしっかり洗い落とすことが重要です。
というのも、洗いきれなかったスタイリング剤が痒みの原因にもなるからです。
ワックスの落とし方
- まずは、両手で髪の毛をくしゃくしゃにし、水分が通りやすいようにします。いきなり洗い流そうとすると、綺麗に落とすことが難しくなります。また、最初にある程度スタイリング剤を落とすことで、シャンプーの泡立ちも良くなります
- 次に、35~40℃程度のぬるま湯で髪全体を濡らしていきます。高温のお湯は、頭皮に大きなダメージを与えてしまいます。整髪料を落とすときは、ぬるま湯にしましょう
- シャンプーを手に取り、指先で頭をマッサージするように洗っていきます。シャンプーの目的は、頭皮の汚れを落とすことです。爪でガシガシ洗うと頭皮を傷つけてしまうため、洗うときは指先でマッサージするように洗うことを心掛けましょう
- シャンプーが泡立ち、指どおりが良くなってきたら洗い流していきます。シャンプーの成分が頭皮に残らないように、完全に洗い流しましょう
ポイントはシャンプーの泡立ちをよくするために、最初に髪の毛をくしゃくしゃにすることです。
最初にこれができないと、シャンプーの泡立ちは悪くなりワックスをしっかり落とすこともできません。
【まとめ】痒みの原因と改善方法
最後に、この記事で紹介した内容をまとめていきます。
痒みの原因
ワックスによる痒みは、界面活性剤や人工的に作られた成分が頭皮に付着しているからです。
頭皮に付着し、毛穴を塞ぐことで炎症を起こし痒みといった症状が現れます。
改善方法
- 整髪料を頭皮に付着しないように使用する
- 天然由来が主原料のヘアバームや人工的に作られた成分を配合していないワックスに、切り替える
ワックスを使用するときの注意点
- 頭皮に付けないように使用する
- シャンプーでしっかりと洗い落とす
この記事で学んだことを意識すれば痒みからおさらばでき、楽しい日々を送れるようになります。
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