サスティナブルなBAUMに容器

サスティナブルな化粧品容器とは?資生堂など大手企業も続々開発!

近年特に、国内外の大手企業が、商品開発と同じくらい力を入れている化粧品容器の開発。

今や、サスティナブルな化粧品容器は、私たちの生活の中でかなり浸透してきています。

企業にとっても消費者にとってもサスティナブルなものへの意識を高めることは、今後さらに重要になっていきます。

ここでは、サスティナブルな化粧品容器とは具体的にどんなものか、また大手メーカーの最新の開発や取り組みについて解説していきます。

海洋汚染など自然破壊が背景に

海洋汚染

世界的に問題となっている自然破壊の問題。

特に、海洋汚染の問題は深刻で、大量のプラスチックゴミが大きな原因となっています。

ほとんどのプラスチックゴミはリサイクルされず破棄され、毎年800万トンものプラスチックゴミが海に流れ込んでいます。

特に、日本はプラスチック消費量が多く、世界的にもアメリカに次いで2番目に多くなっています。

化粧品のボトルも以前はほとんどがプラスチックを使用していました。

しかし、近年では大手企業が本格的に環境保全のための化粧品容器の開発に取り組んでいます。

ドラッグストアやスーパーマーケットでは、美容系の商品の詰め替えや付け替え用の商品が当たり前になってきました。

日本国内でも、消費者のサスティナブルへの意識が高まってきており、どの商品を選択するかの重要な項目になりつつあります。

しかし、まだまだ日本のプラスチック消費量は多く、削減するための取り組みが必要です。

企業はサスティナブルな化粧品容器のさらなる開発を進めると共に、消費者の価値観や生活習慣も変えていく取り組みにもチャレンジしています。

サスティナブルな化粧品容器とは?

エコ素材で作られた容器

サスティナブルな化粧品容器とは、プラスティック素材の使用をなるべく減らし、エコ原料を使用して作られた容器のことです。

詰め替え用の商品や繰り返し使える商品などもこれに当たります。

以前は化粧品のボトルのほとんどがプラスティックを使用していたことから、一度使ったきりで破棄され、ほとんどリサイクルされていませんでした。

これに対して、エコ原料を使用したサスティナブルな化粧品容器は、ガラスや木材、紙などリサイクル性の高い素材で作られています。

プラスチックでも、植物由来のプラスティック(バイオマス)を使用することでリサイクル可能なものが開発されています。

また、詰め替え用の商品や何度も繰り返し使える商品の利用者が増えることで、プラスティック消費量を減らすことに繋がります。

こういった取り組みが、環境にやさしいものを選択し、リサイクルするという流れを生み出しています。

サスティナブルな化粧品容器の最新の取り組み

リサイクル可能な環境にやさしい化粧品容器の重要性が高まっている今、サスティナブルな化粧品容器はさらに進化しています。

ここでは、最新の取り組みや、大手メーカーの具体的な取り組みについてご紹介します。

環境保全に留まらない!オシャレで使いやすい容器の開発

プラスチック素材をなるべく使用しないサスティナブルな化粧品容器は、プラスチック消費量を減らし、自然破壊を防ぐためにとても重要なものです。

とはいえ、プラスチックのボトルは軽くて丈夫で使い勝手が良く、企業側も消費者もなかなか手放せないのが現状です。

そこで、近年では、環境保全という大きな目的だけに留まらず、使いやすさやデザイン性にもこだわった開発が進んでいます。

例えば、シャンプーやリンスなど詰め替え用商品の詰め替えやすさを追求したり、キャップ部分にきざみを入れることで、手触りだけで中身を識別できたりと使い勝手も良くなってきています。

また、化粧水やクリームの入れ物に木材を使った高級感のあるオシャレなボトルも出てきました。

使いやすさやデザイン性にもこだわることで、若い人から年配の人までサスティナブルな化粧品容器を手に取りやすくなるような動きが見られています。

花王の最新の取り組み

花王のつめかえ用 ラクラクecoパック

花王は1960年代から包装容器の開発にも力を入れている日本の代表企業で、2019年には「世界で最もサスティナブルな企業100社」に選ばれました。

サスティナブルを特に重視する花王では、シャンプーやリンスの詰め替え用の詰め替えにくさを改善した「ラクラクecoパック」という容器が誕生しました。

以前は、詰め替え時にこぼれたり最後まで使い切れないという点から、ボトルを選択している消費者も多くいました。

しかし、このラクラクecoパックではそういった点が改善され、消費者の満足度を高めることにより、多くの人が購入するようになりました。

花王の詰め替え用商品では、プラスチック使用量が100mlあたり2.8gとかなり少なく、ボトルが100mlあたり13.2gに対して大幅に削減しています。

また、サトウキビ由来のプラスチックを15%使用している点も環境にやさしい容器にこだわっています。

花王は次の取り組みとして、詰め替え用商品をそのまま吊り下げて使うホルダーの開発を進めています。

詰め替え時の手間やストレスを省くことで、さらにボトルレス化を進めていこうとするものです。

そして、このような日本で高い評価を得た取り組みを、海外でも試みようとしています。

プラスチック消費量が世界1位のアメリカでは、いまだに詰め替え用商品がほとんど普及しておらず、スーパーマーケットやドラッグストアには多くのボトル商品が並んでいます。

そこで花王は、通常詰め替え用の素材として使われるやわらかいフィルム素材を使用してボトルを開発したのです。

これにより、通常のボトルよりもプラスチック使用量を50%削減し、またサトウキビ由来のプラスチックを50%使用することに成功しています。

資生堂の最新の取り組み

資生堂のエコ素材で作られたBAUMブランド

軽くて使い勝手の良いプラスチックは、化粧品のボトルとして今でも多く使用されています。

そんな中、資生堂では、プラスチック以外の素材を使用した新ブランドを2020年夏に発売することになっています。

新ブランドの「BAUM(バウム)」は、樹木との共生をテーマとし、人気木製家具メーカーのカリモク家具とコラボレーションして、家具を製造する工程で出た小さな木の廃材を再利用して化粧品容器を作りました。

ガラス部分にはリサイクルガラス、一部プラスチックの部分も植物由来のものを使用しており、サスティナブルな化粧品容器にこだわっていることがわかります。

スキンケアやフレグランスの商品が発売予定の「BAUM」ですが、その木材が使われたパッケージは落ち着いた雰囲気で高級感があり、デザイン性が高い出来上がりとなっています。

ジバンシイの最新の取り組み

ジバンシーのイドラリソース

ジバンシイ(GIVENCHY)では、新スキンケアシリーズの「イドラ リソース」の発売を予定しています。

この新シリーズでは、まず製品の成分にこだわっており、肌にも環境にもやさしい自然由来の独自成分を取り入れています。

また、ジバンシイでは中身の成分だけに留まらず化粧品のボトルもサスティナブルを意識して作られています。

ジャーとボトルの部分は、ガラスと再生可能なプラスチックの素材を使用しており、リサイクル可能なもので作られています。

また、使用後に簡単に取り外しができるような形状にして、消費者がよりリサイクルしやすいように配慮されています。

化粧箱においては、計画的に伐採をしている持続可能な森林の木を使用したパルブで製造したり、過剰包装をなくしたりとこの点に関してもサスティナブルを意識した化粧品容器への変更が進んでいます。

まとめ

自然破壊を防ぐために開発が進められた環境にやさしい化粧品容器は、近年ますます進化しています。

サスティナブルな観点だけでなく、使いやすさやデザイン性にも優れたものが作られることで、多くの消費者に受け入れられるようになってきました。

この時代、企業にとっても消費者にとってもサスティナブルな化粧品容器を選択することが求められおり、その重要性を感じることができます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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