
敏感肌男性は日焼け止めを顔に塗って大丈夫?日焼け止めの選び方4つ
「顔がすぐにヒリヒリする」、「日光を浴びると顔が赤くなったり痒くなったりする」から対策として日焼け止めを顔に塗りたいけど大丈夫だろうか、と不安に思う方は多くいます。
対策をするために顔に日焼け止めを塗って悪化したら困りますよね。
この記事では、敏感肌の方が顔に日焼け止めを塗っても大丈夫なのか、敏感肌の特徴や原因、日焼け止めを選ぶときのポイントや種類、顔の塗り方を紹介します。
敏感肌は、環境の変化や日光にちょっと当たるだけでも肌荒れを起こしてしまうやっかいな症状ですよね。
この記事を読んでしっかりと対策をすれば、日光による顔のヒリヒリやピリピリとした痛みを防ぐことができます。
目次
敏感肌の顔に日焼け止めを塗っても大丈夫?
敏感肌の方でも、顔に日焼け止めを塗っても大丈夫です。
むしろ、顔に日焼け止めを塗布しないと、日光のダメージによって赤みやかゆみ、ヒリヒリするといった肌トラブルが起き悪化します。
まずは、敏感肌の特徴や原因を紹介していきます。
敏感肌とは
敏感肌とは、肌がヒリヒリしたりピリピリする、ちょっとした刺激でかゆみや赤みを感じるのといった特徴があります。
肌にはバリア機能と呼ばれる、外部からの刺激から皮膚を守る働きをする機能が備わっています。
しかし、敏感肌はさまざまな要因によりバリア機能が低下し、空気中のホコリや環境によって刺激を受けやすくなっています。
では、どうして刺激を受けやすくなってしまうのでしょうか。原因を探っていきます。
敏感肌の原因
刺激を受けやすくなってしまう敏感肌の原因は、バリア機能の低下によるものです。
皮膚の一番外側はわずか0.02mmの角質層で覆われています。その角質層では、水分を外に逃がさない働きや日光やホコリ、細菌といった外部の刺激から肌を守る役割を担っています。
0.02mmの角質層でアミノ酸などの天然保湿因子が水分を保持し、細胞同士の隙間を埋め結合させるセラミドや脂肪酸などの細胞間脂質といった成分が肌を守っています。
しかし、これらの成分が減少することで、バリア機能の役割を果たせなくなります。
バリア機能が低下する理由
バリア機能が低下してしまう理由は、睡眠不足やストレス、肌質に合っていないスキンケア、乾燥、加齢といったさまざまな理由が複合した結果、バリア機能が低下し刺激を受けやすくなっています。
敏感肌になってしまう大きな要因は、乾燥によるものです。
というのも、敏感肌は乾燥の延長によるものです。
さまざまな要因により角質層の水分が失われて肌は乾燥し、乾燥すると外部からの刺激を受けやすくなります。
そのため、敏感肌を改善するには高保湿成分が含まれた化粧水や乳液で保湿をしてあげることが重要になってきます。
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敏感肌の方におすすめの日焼け止めの選び方
敏感肌の特徴や原因を捉えたところで、敏感肌の方におすすめの日焼け止めの選び方を紹介していきます。
敏感肌の方が日焼け止めを選ぶときの4つのポイント
敏感肌はちょっとした刺激で赤みやかゆみといったトラブルを引き起こしてしまうため、刺激が少ないものを選ぶ必要があります。
- 紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶ
- 紫外線散乱剤が配合の日焼け止めを選ぶ
- SPF/PA値で日焼け止めを選ぶ
- ウォータープルーフ効果のある日焼け止めを選ぶ
上記の4つのポイントに着目して選んでいきましょう。
紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選ぶ
紫外線吸収剤とは、紫外線を吸収して熱やエネルギーに変換して放出する機能のことです。
本来、肌を紫外線から保護してくれる紫外線吸収剤は、紫外線を吸収するときに化学変化がおきます。
そして、この化学変化が敏感肌の方にとっては大きな影響を与えると言われています。
そのため、人によっては赤みやかゆみ、かぶれといった症状が見て取れます。
紫外線吸収剤は肌に与える影響が大きいため、刺激を受けやすい敏感肌の方は紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを選んだほうがいいでしょう。
ちなみに、紫外線吸収剤は以下の成分名で表記されています。
- t-ブチルメトキシジヘンゾイルメタン
- メトキシケイヒ酸オクチル
- ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル
- オクチルトレアゾン
紫外線散乱剤が配合の日焼け止めを選ぶ
紫外線散乱剤とは、紫外線を皮膚の表面で反射させて紫外線によるダメージを防ぐ機能のことです。
皮膚の表面で紫外線を反射させるだけなので、皮膚への影響が少ないのが特徴です。
そのため、刺激を受けやすい敏感肌や乾燥肌の方は、紫外線散乱剤が配合の日焼け止めを選びましょう。
ちなみに、紫外線散乱剤は以下の成分名で表記されています。
- 酸化チタン
- 酸化亜鉛
など。
SPF/PA値で日焼け止めを選ぶ
SPFやPA値の値が高くなればなるほど、紫外線をカットできる確率は高くなります。
しかし、顔に塗布するとなるとカット率に比例して刺激も高くなります。
- SPFとは、
SPFとは肌を赤くし炎症を促進し黒くするUVBを防ぐ役割をし、1~50+の値で表されています。
- PA値とは、
PA値とは、長時間かけて肌の弾力を奪うUVAを防ぐ効果を果たします。4段階の「+」の値で表され、「+」の値が多いほど効果が高くなります。
また、SPFの効果は高いほど紫外線吸収剤という成分が多く配合されています。
敏感肌の方にとって紫外線によるダメージを防ぐことは重要ですが、SPFやPAといった成分は肌にとっても刺激となります。
そのため、日常生活で日焼け止めを顔に塗布するのであれば、SPF20~30、PA++程度でも十分効果を発揮します。
ウォータープルーフ効果のある日焼け止めを選ぶ
ウォータープルーフ効果とは、合成界面活性剤を配合することで汗や皮脂で落ちにくくする効果のことです。
日焼け止めが落としやすいのは大きなメリットです。
しかし、何よりも防がなければいけないのは紫外線によるダメージです。
日焼け止めが落ちやすいと、それだけダメージも受けやすくなります。
ウォータープルーフは汗や皮脂、それから水はけがよく落ちにくいのがメリットです。
しかし、落ちにくい分、洗顔をするときに洗浄力の強い洗顔料やクレンジングオイルでしっかり洗い落とさなければいけなくなり、肌への負担も大きなものになります。
とはいえ、紫外線によるダメージに比べたら洗顔による摩擦の方がダメージは低いため、敏感肌の方はウォータープルーフ効果のある日焼け止めを選ぶといいでしょう。
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日焼け止めの種類
日焼け止めにはさまざまな種類がラインナップしています。
豊富な種類の中から、敏感肌の方に合ったものを紹介していきます。
日焼け止めの種類
- クリームタイプ
- 乳液タイプ
- ジェルタイプ
- ローションタイプ
- パウダータイプ
- スプレータイプ
クリームタイプ
クリームタイプは最も一般的なタイプです。保湿力が高く落ちにくいのが特徴です。
しかし、油分が多いため脂性肌やニキビ肌の方には不向きと言えます。
とはいえ、落ちにくいため紫外線をしっかりカットすることができ、物によってはウォータープルーフ効果の日焼け止めもあるので、敏感肌の方におすすめです。
落ちにくい分しっかりとクレンジングする必要があります。
乳液(ミルク)タイプ
乳液タイプはトロっとした肌触りで肌に優しく伸びが良いのが特徴です。
肌に馴染みやすく落としやすいのもメリットです。
クリームタイプより伸びがよく使いやすい、また敏感肌の方におすすめです。
ジェルタイプ
ジェルタイプは、透明で伸びが良くサラッとした使用感が特徴です。
そのため、顔に塗布してもべたつかず使い心地が良いです。
しかし、紫外線吸収剤が含まれている商品が多いため、敏感肌の方はなるべく避けたほうがいいです。
ローションタイプ
ローションタイプは、一番肌に優しく伸びが良いといった特徴があります。
しかし、他の種類に比べ落ちやすくSPF/PA値が低いものが多いため、日常生活にはあまり向かないタイプです。
パウダータイプ
パウダータイプは、メイクの後に使用し女性からの評価が高い種類です。
化粧直しにも使える便利なアイテムですが、サラッとしていて落ちやすいといったデメリットがあります。
スプレータイプ
スプレータイプは、手に付けることなくスプレーでシュッと簡単に塗布することができます。
そのため、手が届きにくい背中に使いやすいメリットがあります。
しかし、周囲に飛び散る、塗りムラができるといったデメリットがあります。
塗りムラができてしまうと紫外線をしっかりとカットすることができないため、単体での効果は薄いです。
使用するのであれば、クリームタイプや乳液(ミルク)タイプの上からシュッと吹きかけるように使うといいです。
日焼け止めの正しい塗り方
日焼け止めは正しく顔に塗布しないと効果を発揮しません。
そのため、正しい塗り方を知っておくことは重要になってきます。
顔への日焼け止めの塗り方
顔に塗る場合は、適量を両頬、おでこ、鼻、あごの5カ所に塗布します。
顔の中心から外側に向かって円を描くように広げていき、ムラなく塗っていきます。
紫外線が当たりやすいおでこや鼻、あごは2度塗りしておきましょう。
2~3時間後に重ね塗りをする
日焼け止めは2~3時間後に重ね塗りをしましょう。
というのも、時間が経つにつれて効果が薄くなってしまうからです。
日焼け止めが落ちにくいクリームタイプでも、汗や皮脂によって落ちてしまい、重ね塗りをしないとダメージを受けます。
そのため、2~3時間後に薄く重ね塗りをしてダメージを受けないように対策をしましょう。
まとめ
この記事では、敏感肌の方が日焼け止めを顔に塗っても大丈夫かというテーマでお伝えしました。紫外線に当たってしまうとヒリヒリしたりピリピリとした痛みは肌荒れを引き起こします。
しかし、紫外線吸収剤が含まれていないかつ紫外線散乱剤が含まれているクリームタイプor乳液(ミルク)タイプの日焼け止めであれば、紫外線からのダメージを抑えることができます。
しっかりと対策を行って肌トラブルを防ぎましょう。
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