
ピーリングはきれいな肌になるために必要なの?やり方や注意点も紹介
スキンケアの一種に角質を取り除けるピーリングというものがあります。
角質が取り除かれると肌が生まれ変わるので、肌がごわついていると感じる時に必要なスキンケアです。
しかしピーリングは美肌を保つために必要なのでしょうか。
そこでピーリングの必要性についてご紹介していきます。
やり方や注意点もご紹介しているので併せて押さえておきましょう。
目次
ピーリングは年を重ねるにつれて必要性が増す
そもそもピーリングとは厚くなった角質を化学物質で融解・除去するスキンケアです。
角質が厚くなると肌のターンオーバーが正常に行われなくなるので、その状態を改善するために必要とされています。
人の肌は外から角質、顆粒層、有棘層、基底層という4つの層からできています。
この層は時間をかけて内側の基底層から、最終的には一番外側にある角質に行って、古い角質は剥がれる仕組みです。
この一連の流れを肌のターンオーバーと呼び、定期的に皮膚が入れ替わるのでくすみやシミのない健康的な肌を作るのには必要とされています。
しかし肌のターンオーバーは加齢によって正常に行われなくなるのです。
本来ならターンオーバーは28日周期で行われますが、年を重ねると以下のように遅くなります。
年齢 | ターンオーバーの周期 |
10代 | 21日周 |
20代 | 28日~31日周期 |
30代 | 40日周期 |
40代 | 50日~60日周期 |
50代 | 80日周期 |
60歳以上 | 90日周期 |
このように年をとるにつれて肌のターンオーバーが起こる周期が遅くなるので、ピーリングが必要なのです。
角質を除去できると例えば以下の症状を防ぐことができます。
- くすみ
- ゴワつき
- 肌荒れ
- ニキビ、吹き出物
- 毛穴が目立つ
最近肌の調子が悪いという方は肌のターンオーバーの周期が乱れている可能性があるのでやってみるのも良いでしょう。
ちなみに以下の行動も肌のターンオーバーを悪化させるので注意が必要です。
- 生活習慣の乱れ(就寝時間が一定しない、寝不足)
- ストレス(悩みが多い、仕事が忙しい)
- 紫外線(UVカット対策の不足)
- 摩擦(タオルでの摩擦、メイクでの摩擦)
- エイジング、代謝低下(運動不足)
- 角質除去の不足(洗浄の不足)
ピーリングの正しいやり方
ピーリングは角質を取り除く効果がありますが、正しいやり方をしないと肌を傷つけて逆効果になるので注意が必要です。
肌の状態を悪化させないためにも以下の方法でやりましょう。
- 手をせっけんで洗って清潔にする
- 適量を手に取る
- Tゾーン(おでこから鼻筋)に化粧品を乗せてマッサージするようになじませる
- 化粧品を中指と薬指に付けて、キツネ指(薬指と中指と親指の腹を付けたポーズ)で回すようにUゾーン(あごや口周り)に塗る
- ぬるま湯で化粧品をしっかりと落として水気をタオルでふき取る
肌を傷つけないためにもこのやり方を守りましょう。
またピーリングはあまり時間をかけてはいけません。
角質を取り除くほど威力のある化粧品を長い時間皮膚に乗せていると肌荒れを起こす可能性があります。
そして塗る順番を変えるのもおすすめしません。
ご紹介した方法はTゾーンを塗った後にUゾーンを塗るという順番でした。
Uゾーンは皮膚が薄いので先にUゾーンから塗ると異常が現れる可能性があります。
そのため皮膚の薄い場所は最後にサッと塗るようにしましょう。
そしてピーリングが終わった後はスキンケアをする必要があります。
ピーリング後はスキンケアが必要
ピーリングした皮膚は古い角質が剥がれた状態なので乾燥しやすい状態です。
そのまま放っておくと皮膚が乾燥して肌荒れを起こすかもしれません。
そのためピーリングをした後は化粧水などで保湿する必要があります。
ちなみに、ピーリングを含めたスキンケアの流れは以下の通りです。
- クレンジング
- 洗顔
- ピーリング
- 化粧水
- 美容液
- 乳液
ピーリング前に2つ、後には3つのスキンケアが必要です。
手順を間違えたり、飛ばしたりすると皮膚が荒れるリスクがあるので、面倒かもしれませんが理想的な肌を手に入れるためにルールを守っておきましょう。
ピーリング化粧品は肌質に分けて使い分ける必要がある
ピーリング化粧水には主に4つの種類があって、肌質によって適したものが異なります。
- 敏感肌…石鹸タイプ
- オイリー肌…化粧水タイプ・ジェルタイプ
- 感想肌…ジェルタイプ・美容液タイプ・クリームタイプ
- 混合肌…ジェルタイプ・美容液タイプ・クリームタイプ
- 通常肌…どれでも大丈夫
このように肌質によってベストなタイプがあります。
各肌質の特徴は以下の通りです。
- 敏感肌…肌が弱い、添加物が入ったコスメで肌荒れを起こすことがある
- オイリー肌…皮脂の分泌が多い、顔がテカっていたりニキビができやすい
- 乾燥肌…皮膚が乾燥している、冬場になると白い粉がふく
- 混合肌…皮脂の分泌が多い場所もあれば乾燥しているところもある
- 通常肌…上記のいずれにも当てはまらない正常な皮膚
この中で自分がどのタイプに当てはまるのか確認してから、ピーリング化粧品を選びましょう。
肌質によって洗顔料は変えるべき!?肌質別の洗顔料の選び方
ピーリングする時の注意点
ご紹介した注意点以外にも以下のポイントを押さえる必要があります。
- 皮膚の状態が悪い時には行わない
- 毎日のように行わない
- 皮膚が荒れたらすぐに使用を中止する
- 力を入れすぎない
では4つのポイントについて詳しく見ていきましょう。
皮膚の状態が悪い時には行わない
例えば肌荒れを起こしている、風邪や寝不足が原因で皮膚の調子が悪い時はピーリングをしてはいけません。
仮に肌の状態が悪い時にするとトラブルが起きて逆効果になるので注意が必要です。
ピーリングは皮膚がごわついている、角質が厚くなったせいで化粧水や乳液などの浸透が悪いという時にしましょう。
毎日のように行わない
ピーリング化粧品は基本的に威力が高いので毎日のようにやっていると肌に良くありません。
2~3日おきでも多いので、まずは1週間に1回で様子を見ましょう。
そこから異常が無いようならその周期でも大丈夫です。
もし肌荒れを起こしたという方は2週間に1回など調整しましょう。
ただ皮膚が荒れる場合は化粧品が肌に合っていない可能性もあるので注意が必要です。
皮膚が荒れたらすぐに使用を中止する
商品の中には刺激物が入っていて、その影響で皮膚が荒れたり、赤くなる可能性もあります。
そのまま使い続けると皮膚が取り返しのつかない状態になるかもしれません。
体に合わないと思ったらすぐに使用するのをやめましょう。
力を入れすぎない
これは他のスキンケアにも言えることですが力を入れてゴシゴシすると皮膚が傷つきます。
せっかく皮膚の状態をよくするために化粧品を使っているのに、それが原因で肌荒れを起こすと逆効果です。
スキンケアする時はゴシゴシせずにふわっと肌に塗っていきましょう。
おすすめのピーリング化粧品をご紹介
ここからはタイプ別におすすめの商品をご紹介していきます。
- ジェルタイプ…スキンビルホワイトピーリングジェル
- せっけんタイプ…サンソリット スキンピールバー ティートゥリー
- 化粧水タイプ…薬用ローション クリアバランス エクストラ
- 美容液タイプ…ミューノアージュ ナチュラルピーリングエッセンス
これらの商品がどんな特徴なのか見ていきましょう。
【ジェルタイプ】スキンビルホワイトピーリング
こちらの商品にはニキビや肌荒れを防ぐ効果があるグリチルリチン酸2Kが配合されています。
さらに全体の96%が美容成分なので、角質を取り除きながらスキンケアもできる一石二鳥な化粧品です。
5つの添加物も含まれていないので、乾燥肌から敏感肌まで使用できます。
【せっけんタイプ】サンソリット スキンピールバー ティートゥリー
こちらはニキビに効果的な商品です。
皮脂の分泌が多い人はニキビができやすいので、オイリー肌の人に向いています。
せっけんなので泡立てる必要がありますが、出来上がった泡はモチモチとしているので使い心地が良いです。
【化粧水タイプ】薬用ローション クリアバランス エクストラ
こちらの商品には角質除去成分のプルーンエキスと角質ケア成分のAHAが配合されているので、つるつるとした肌に導いてくれます。
一方で少しアルコール臭がするという声もあるので、苦手な方には注意が必要です。
ただアルコール特有のピリピリする使用感はないので安心してください。
【美容液タイプ】ミューノアージュ ナチュラルピーリングエッセンス
こちらの商品はふき取ったり、洗い流さなくても良いという特徴があります。
時間がかからず、すぐにできるので時間がかかって肌が傷つくリスクも減ります。
テクスチャーも化粧水のようにサラサラしているので、スキンケアの感覚でできるでしょう。
まとめ
ピーリングは厚くなった角質を取り除く効果があるので、肌のターンオーバーが正常に働いていない人には必要です。
それ以外の人がピーリングしても肌荒れを起こすリスクがあるだけなので必要ありません。
ターンオーバーのサイクルは基本的に28日ですが、主に加齢や生活習慣の乱れが原因で時間がかかることがあります。
最近になって肌がごわつく、化粧水や乳液が皮膚に吸収しないと感じた時がベストなタイミングです。
また、以下のルールを守らないと皮膚が荒れる可能性があるので注意しておきましょう。
- 皮膚の状態が悪い時にはしない
- まずは週に1回で様子を見る
- 塗る時は優しい力でする
- 肌に合わない場合は使うのをやめる
- あまり時間をかけない
- 皮膚の厚いTゾーンからピーリング化粧品を塗る
- 作業が終わった後に化粧水などで保湿する
この注意点を守ってピーリングするときれいな肌になれるでしょう。
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