
高いシャンプーを買う意味ある?効果は?安いシャンプーとの違いを解説

美容室で販売されている数千円もするシャンプーを見ると、「本当に効果あるの?」と疑いますよね。
「ぶっちゃけ買っても意味がない」「どれも同じ」と考える人も多いのではないでしょうか。
もちろん、高いシャンプーを使ったからと言って、絶対に髪質が良くなるとは限りません。ですが、高い値段が付けられているシャンプーには、必ず意味があります。
今回は、高いシャンプーと安いシャンプーの違いを解説します。
この記事を読むことで、シャンプーの正しい選び方が身につき、周りから「何のシャンプーを使ってるの?」と聞かれるくらい清潔で綺麗な髪に近づきますよ。
「市販のシャンプーを使っているけど、髪質が良くならない…」
「ツヤがあって綺麗な髪質になりたい!」
目次
高いシャンプーと安いシャンプーの大きな違いは「洗浄成分」にある
それぞれの違いは、次のようになります。
安いシャンプーに含まれている洗浄成分・・・石油系(高級アルコール)
高いシャンプーに含まれている洗浄成分・・・アミノ酸系(一般的に高価なもの)
石油系は、石油などの原料で「人工的に作られた成分」を使用したものです。コストを安く抑えられるため、多くのシャンプーに使われています。
アミノ酸系は、髪と頭皮にダメージの少ない「自然由来成分」を使用したものです。値段は高めですが、パーマやカラーリング後のダメージケアに適しているので、多くの美容院で販売されています。
このように違いがありますが、具体的に、どのような人が高いシャンプー(アミノ酸系)を使った方がいいのか。
そこで、本記事では高いものを買うメリットが気になる方のために、
・高いシャンプーを買う3つのメリット
・髪質や肌悩み別!シャンプーの選び方
・実はシャンプー選びよりも大切!正しいシャンプー方法
の順番に解説していきます。
10分くらいで読める内容なので、自分の髪に合ったシャンプーに出会うためにも、まずはご一読ください!
高いシャンプーを買う3つのメリット
ここでは、高いアイテムを買う3つのメリットをご紹介します。
メリット①:髪がパサつかなくなる
安いシャンプーは、洗浄力が強いため、皮脂を落とし過ぎることがあります。そのため、髪がパサつきやすくなってしまうことがデメリットです。
しかし、高いシャンプーは、皮脂を余分に落としすぎることなく、髪の保湿を程よく守ってくれるので、しっとりとまとまりやすくなります。フケや痒みに悩む方や髪がパサついて広がりやすい人におすすめです。
メリット②:しっとりとした洗い上がりになる
市販品のほとんどはシリコン入りであるため、洗い上がりにベタついてしまい、髪が潰れてしまうことがあります。
しかし、高いものは、ノンシリコンのシャンプーが多く、洗い上がりに髪の軽さが生まれるので、髪が細い方でもふんわりとしたスタイルを作ることができるようになります。また、頭皮にシリコンの成分が残ることもないので安心です。
メリット③:パーマやカラーリングで傷んだ髪にも使える
高いものに含まれる「アミノ酸」は、髪の毛に水分を補給したり、ダメージの補修をしたりするのに必要な栄養素です。そのため、カラーリングやパーマなどで傷んだ髪を修復し、持ちもかなり良くなります。
美容院では、さまざまな種類のアイテムを取り扱っているので、美容師に相談しながら、髪質やダメージの状態に合わせて選ぶことができます。
高いシャンプーが髪に合わないこともある!?
高いシャンプーだからといって、必ずしも髪に合うとは限りません。中には、使った後に頭皮がかゆくなる人もいます。では、なぜ高いものが合わないのか。さまざまな原因がありますが、中でも多いのが洗い残しです。
高いシャンプーは、洗浄力が弱いため、ホコリや皮脂などの頭皮汚れが汚れが落ちきらず、頭皮に残ってしまうことがあります。その結果、雑菌の繁殖につながり、フケやかゆみの原因となってしまうのです。
なので、髪が極端に汚れやすい環境にいることが多い人にはあまり向いていません。髪の汚れが酷い場合は、洗浄力の高いアイテムが適しています。
このように、シャンプーを選ぶ時は、値段でなく自分の髪の状態や髪質に合うものを選ぶことが大切なのです。
髪質や肌悩み別!シャンプーの選び方
ここでは、髪質や肌悩み別にシャンプーの選び方をご紹介します。
選び方①頭皮や髪がベタつきやすい人には「石油系シャンプー」がおすすめ
頭皮や髪がベタつく原因は、皮脂の過剰分泌です。しっかり洗浄できず、皮脂が頭皮に残ってしまうと、菌が増殖し、フケやかゆみの原因となってしまいます。
石油系は、泡立ちが良く、洗浄力が高いのでしっかり皮脂の汚れを落とすことができます。ただ、頭皮が脂っぽいからといって何回も洗うと、必要以上に皮脂を落としすぎてしまうので注意しましょう。
選び方②肌が弱い方には「石けん系シャンプー」がおすすめ
石けん系は、天然成分で肌に優しく、低刺激という特徴があるので、肌が弱い方におすすめです。
しかし、石けん系は、カスが残りやすいというデメリットがあるので、落としきれないとフケなどの原因となってしまいます。また、石けん系はアルカリ性なので、アルカリに弱い方は避けた方がよいでしょう。
選び方③ダメージヘアで悩む人には「アミノ酸系シャンプー」がおすすめ
アミノ酸系は、3種類の中でもっとも肌や髪に優しく、ダメージを補修する成分が含まれているため、パーマやカラーリング後のダメージケアにおすすめです。
ただ、洗浄力が弱いため、丁寧にじっくりと洗うことが大切です。油っぽいものを食べた日や長い時間外出する日など、汚れが心配な日は、2度洗いすると良いでしょう。
実はシャンプー選びよりも大切!正しいシャンプー方法
ここでは、正しいシャンプー方法をご紹介します。
洗う前:シャンプー前にお湯で大きな汚れをしっかり落とす
頭皮の汚れは、湯シャンで80%が落ちると言われています。そのため、湯シャンをしないでいきなりシャンプーをすると、ちゃんと汚れが落としきれず、かゆみやフケの原因となってしまいます。
予洗いは「3~5分」がベストです。シャンプー前に、髪や頭皮に吸着した大きなホコリや汚れをしっかり落としていきましょう。
洗う順番:バック→サイド→トップの順番に洗う
洗う順番は、肌トラブルのリスクが少ないところから始めていきます。デリケートなトップは最後にまわしましょう。
洗う時は、指の腹を使い、髪に摩擦を与えないよう頭皮を揉むように洗いましょう。爪が伸びていると、頭皮を傷つけやすいので、定期的に爪を切ることも大切です。
洗った後:シャンプーの洗い残しがないようしっかりすすぐ
すすぎが不十分だと、シャンプー剤が頭皮や髪に残ってしまいます。洗い流す時間は「3分」を目安に、頭皮からしっかり丁寧に洗い流していきましょう。
ちなみに、髪を洗う時は「38℃」くらいのぬるま湯で洗い流しましょう。熱いお湯だと、必要な皮脂まで落としてしまいます。
この記事のまとめ
《記事のまとめ》
✓高いシャンプーに含む成分は「石油系」。安いシャンプーに含む成分は「アミノ酸系」。
✓値段でなく自分の「髪の状態」や「髪質」に合うものを選ぶことが大切。
✓価格で選ぶよりも、まずは正しい方法で髪を洗うことが大切。
髪は肌と同じです。汚れが付いてしてしまうと、毛穴に詰まって炎症を起こしてしまいます。自分の髪に合ったものを選ぶことと、正しいシャンプー方法をしっかり理解しておきましょう。
この記事が、一人でも多くの方の悩み解決に役立ちますように。
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