
飛行機に化粧品は持ち込みOK?機内でも乾燥対策を
出張の多いビジネスマンの方、旅行が好きな男性は、飛行機に乗っている時にとんでもない乾燥を感じた経験があるのではないでしょうか。
フライトが長時間に及ぶものなら、なおさら危機感を覚えるでしょう。
機内でスキンケアなんてうまくできるものなのか?おそらく液体に関しては何かしらの規定があるだろうし、もしこぼれたりしたら大変なことになる…
乾燥は肌の大敵だと心得てはいても、なかなかケアを実行しようとは思えない人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな男性のために、フライト中のスキンケアについて解説します!
今まで危機感を感じてはいたものの、面倒で結局何も対策できていなかったという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
機内でのスキンケアの重要性
飛行機が乾燥する理由
飛行中の機内の湿度は、一般的に20%ととても低いです。時には10%まで下がることもあります。これはほぼ砂漠と同じなのです!
ここまで乾燥する理由は、高度にあります。
飛行機は高度1万メートルの上空を飛んでおり、外気温はなんとマイナス50℃。もし外の空気が飛行機の中に入ってきたら、乗客は凍え死んでしまいますよね。機内の温かさを保つために、850℃という超高温なエンジンの熱を利用しています。マイナス50℃の外の空気を快適な温度なるよう調整しているということですね。
外の空気と中の温度があまりにも違いすぎるので、空気を乾燥させておかないと結露が発生します。結露は飛行機がさびたり、配線故障の原因になるため、水分除去装置を使ってわざと空気を乾燥させているのです。
機内に化粧品を持ち込む際のルール
飛行機がどれだけ乾燥するのかは分かったものの、気になるのはスキンケア用品の機内持ち込みのルールですよね。
持ち込みのルールは、国内線か国際線かによって変わります。それぞれ規定を見ていきましょう。
【国内線のルール】
まずは国内線について解説していきます。
国内線を利用した後に国際線に乗り継ぎがある場合、乗継便では国際線のルールが適用されますので注意しましょう。
ポイント①化粧品の機内持ち込みは基本OK!しかし上限あり
化粧品やコスメは客室に持ち込み可能です。スーツケースに預け入れもOK。
しかし、ひとつの容器あたりの容量、一人あたりの持ち込み可能量に制限がかかります。
- 各化粧品は500ml (500g)以下の容器に入っていること
- 一人あたりの持ち込み量は、全て合わせて2000ml (2000g)以下であること
ただし、ルール2は預け荷物と合わせた分の規定量です。こちらの上限量を超えないように気をつけましょう。
ポイント②肌ケア用品は種類によって持ち込みNGになることも
スキンケアアイテムやコスメなら何でもOKというわけではありません。眉毛用のハサミ、シェーバー、髭剃り用のカミソリなど、刃がついたものは持ち込めないケースがほとんど。毛抜きやピンセットなども危険物とみなされ、客室にはもっていけないことが多いです。
【国際線のルール】
次は国際線のルールについて解説します。
国内線よりもちょっと複雑で分かりにくいものが多いので、しっかりチェックしていきましょう!
ポイント①化粧品の持ち込みは基本OK!しかし液体物に制限がある
国際線の場合、特に気を付けるべきは化粧水などの液体物です。国際線の飛行機では、液体状の化粧品やコスメは100ml (100g) 以下の容器に入ったものしか客室持ち込みができません。
このルールを知らないと、フライト直前で移し替えないといけない…なんて事態にも陥ってしまいます。
化粧水だけでなく、日焼け止めクリームや液状ファンデーション、乳液や香水なども液体物として扱われるので要注意です!
ポイント②刃のついたものは基本的に持ち込みNG
国内線と同じく、眉毛用ハサミやシェーバーなどは一般危険物として扱われるため持っていけません。しかし条件によっては大丈夫な場合もあるので、ルールを確認しましょう。
どんなスキンケアが必要?
持ち込みのルールが分かったら、機内でどのようなスキンケアが必要なのか見ていきましょう。
クレンジング
メイクをしている男性に限った話ですが、基本的に搭乗前にメイクをオフするのが好ましいです。
セキュリティーチェックが終わって落ち着いた頃に、搭乗口に近い化粧室でクレンジングをしておきましょう。この段階でいつも以上の保湿を心がけてください。どうしても搭乗前に化粧を落とせない場合、機内で拭き取りタイプのクレンジングシートを使用してメイクを落とすことをおすすめします。シートタイプなら、持ち込みに関する規定を考える必要がないので楽ですよ!
もしアイメイクなど細かいところまでメイクしている場合は、綿棒にクレンジング剤を少し湿らせたものを準備しておくと便利です。目じりや目頭、小鼻など、落ちにくい場所のメイクも簡単に落とせます。
日焼け対策
特に席が窓際の時に言えることですが、紫外線対策も必要です。たとえ雨が降っていても、雲の上まで行くと晴れていますよね。
太陽との距離が地上にいる時よりも何十倍も近いので、それだけ入念な対策が必要になるのです。内側の窓を閉めるか、日焼け止めをきちんと塗っておきましょう。
保湿
最初に機内の乾燥についてお話しましたが、とにかく保湿ケアはマストです。機内で快適に保湿ができるアイデアをご紹介します。
化粧水をコットンに染み込ませる
詰め替えが面倒な場合、1回分の化粧水をコットンに染み込ませて持ち運ぶ方法も!湿ったコットンであれば液体物に含まれません。使い切りができるので、衛生面でも安心です。普段オイリー肌の人でも、セラミドやヒアルロン酸が配合されたうるおいタイプの化粧水を使いましょう。
試供品を使う
試供品サイズのスキンケアアイテムを持っていれば大変便利です。詰め替える作業をしなくても、規定量を超えないことが把握できるからです。小さなボトルに入ったものでもいいですし、1回分がパッケージされたタイプのものもそのままゴミに捨てられるので便利ですね。ただ敏感肌の人はいつもと違う試供品セットを使用して肌荒れすることもあるので気をつけましょう。
クリームはコンタクトレンズのケースに入れる
飛行機の中の乾燥をなめてはいけません。普段化粧水だけで済ませる方も、機内では物足りなく感じることもあるので、クリームや乳液も合わせて使うことをおすすめします。
その際に便利なのがコンタクトレンズのケースです。100円均一ショップに売られている小さな旅行用詰め替えケースだと、気圧の関係でフタが開きやすかったり、液漏れしたりする可能性があります。しかしコンタクトレンズのケースは元々液体を入れることを考えて作られているため安心なのです。飛行機を利用する旅行には、コンタクトレンズのケースが大活躍してくれますね!
化粧水に含む「ヒアルロン酸」とは何?効果は?冬の乾燥から守る成分
到着時は完璧な状態で!さらなるトラベルハック
ここまでで基本的な機内スキンケアはご紹介してきましたが、「目的地に到着した時に完璧な自分でいたい!」という美意識が高い男性のために、プラスアルファの旅行用ビューティーハックをご紹介します。
即席アロマ加湿器
自分だけの加湿器を即席で作る方法をご紹介します。客室でもらうおしぼりや持参したハンカチを水で濡らし、座席の前にかけておきます。そこにアロマオイルを一滴垂らすと、アロマ加湿器に早変わり!このご時世マスクの着用も欠かせませんので、マスクの内側に濡らしたガーゼなどを入れておくのもおすすめです。
アイマスクで上質な眠りを
アイマスクをつけると落ち着かない機内でも自然に深い眠りに入れます。長時間のフライトなら特に睡眠の質にはこだわりましょう。100円均一ショップでも売られているアイマスクですが、一歩先をゆく大人の男性なら少しこだわってみてください。シルク素材のアイマスクがおすすめです。目の疲れを癒し、さらに敏感な目元の肌にも優しいというメリットがあります。
機内の乾燥に負けるな!
思っているよりも乾燥がひどい飛行機の客室内。
空の旅を存分に楽しみ、目的地で最高のコンデイションでいるためにも機内スキンケアにトライしてみましょう!
ちょっとルールが面倒なこともありますが、アイデア次第で過度に気にする必要がなくなりますよ。
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