
肌荒れにビタミン剤が良いって本当?3つの効果と注意点を紹介
ニキビや吹き出物などの肌荒れに困っている人も多いのではないでしょうか。
肌荒れは体調の良し悪しが原因でできることが多いので、急にニキビができたという人もいるでしょう。
そんな方にはビタミン剤がおすすめです。
ビタミン剤とは各種ビタミンが含まれたサプリメントのことで、日々の食事で不足しがちが栄養素を補えます。
とはいえ本当に効果あるのかよく分からない人も多いでしょう。
そこでビタミン剤が肌荒れにもたらす効果を紹介していきます。
サプリメントを摂取する時の注意点も紹介しているので利用する際には押さえておきましょう。
目次
ビタミン剤が肌荒れにもたらす効果
ビタミン剤を飲むことで以下の作用が働きます。
- ターンオーバーが活性化する
- 皮膚炎による肌荒れを防ぐ
- 肌のバリア機能を高められる
このように、肌荒れに対して高い効果が期待できます。
ターンオーバーが活性化する
ビタミンB2にはターンオーバーをサポートする効果があります。
ターンオーバーとは肌細胞が生まれ変わることで、基本的に約6週間のサイクルで肌が入れ替わります。
肌細胞の一番底にある真皮が時間をかけて表面にある角質層に向かうことで、古い角質が落ちるという仕組みです。
古い角質が残っていると肌荒れの原因にもなります。
そのため、肌荒れを改善するためにはターンオーバーは必須の要素です。
しかしターンオーバーが起きる周期は老化や生活習慣、紫外線などが原因で遅れます。
ターンオーバーが遅れると肌荒れにつながりますが、ビタミン剤を飲むことで防ぐことも可能です。
ちなみに、ビタミンB2は脂っこい食事が好き、運動や仕事で激しく疲れた時に不足しがちな栄養素です。
思い当たる人はサプリメントで不足した分を補いましょう。
皮膚炎による肌荒れを防ぐ
皮膚炎とはかゆみやヒリヒリ感をともなう皮膚の炎症のことです。
皮膚炎の症状として皮膚の赤みやブツブツ、小さな水膨れなどさまざまなものがあります。
皮膚炎になる原因の一つが皮脂の過剰分泌です。
皮脂には髪や肌を保湿するという効果がありますが、過剰に分泌されるとニキビの原因になります。
そんな皮脂の過剰分泌にビタミン剤は効果的です。
ビタミンB2やB6には皮脂の分泌量を適切にコントロールするという役割があります。
ニキビができやすいという方にはぴったりでしょう。
ちなみにビタミンB群は体に蓄積されにくいので、毎日摂取することが大切です。
サプリを毎日飲んで、さらに野菜や果物などで摂取するとより効果があります。
肌のバリア機能を高められる
肌荒れを防ぐにはバリア機能を高めることも大切です。
バリア機能とは外界からの異物の侵入や攻撃から防ぐことを指します。
人の肌にバリア機能があることで細菌などによる肌荒れを防げますが、紫外線や老化などが原因で精度が落ちてきます。
年をとってきてから肌荒れがひどくなってきたという方はバリア機能の低下が原因かもしれません。
そんな肌荒れに大事なバリア機能もビタミン剤を摂取することで改善が期待できます。
ビタミンCには免疫力をアップする効果があります。
免疫力が向上すると肌のバリア機能も改善する仕組みになっているので肌荒れも改善できるでしょう。
さらに、ビタミンCには以下の効果もあります。
- メラニンの生成を抑えて美肌になる
- 開いた毛穴を閉じる
- 大人ニキビを改善する
- 肌に弾力が生まれる
- 肌の水分量を補える
このように皮膚へさまざまな効果をもたらします。
肌荒れが気になる方にはぴったりの効果でしょう。
ビタミン剤を摂取する時の注意点
肌荒れに効果的なビタミン剤ですが、摂取の仕方には注意が必要です。
- 推奨される摂取量を守る
- 通常の食事もしっかり食べる
- 薬を飲む場合は医師に許可を取る
これらのルールを守らないと肌荒れが治らないどころか、健康状態も危ぶまれるので気を付けましょう。
推奨される摂取量を守る
ビタミンは基本的に取りすぎても汗や尿として排出されるので問題ありませんが、これは食事摂取する場合に限ります。
例えば野菜や果物を大量に食べても副作用は起きませんが、サプリの場合は別です。
サプリで摂取する場合は過剰摂取することで副作用が起きる危険性があります。
例えば以下の成分が含まれるサプリは摂取しすぎると副作用が起きるかもしれません。
- ビタミンB群
- ナイアシン
- 葉酸
これらの成分が含まれるサプリを過剰摂取することで発生する副作用の症状として、手足のしびれや嘔吐、めまい、発熱などです。
副作用が起きると肌荒れに効果があるサプリも無駄になるので、必ず商品に記載されている摂取量を守りましょう。
通常の食事もしっかり食べる
サプリメントの役割はあくまで日々の食事で不足している栄養素を補充することです。
そのためサプリだけを摂取するのは体に良くありません。
例えばサプリを毎日摂取すれば栄養素が極端に不足する危険性を防ぐことはできます。
とはいえ、サプリだけですべて補うのは不可能です。
これらの要因が合わさって、最悪の場合は栄養失調になって倒れるかもしれません。
サプリにはこういった危険性もあるので、あくまで日々の食事にプラスすることが大切です。
ちなみにビタミン類が豊富に含まれる食材はこちらなので、肌荒れを治したい場合は日々の食事に取り入れてみてください。
- ビタミンC…赤ピーマン、ブロッコリー、イチゴ
- ビタミンB群…レバー、うなぎ、卵、納豆、かつお、鮭、まぐろ
薬を飲む場合は医師に許可を取る
何かしらの持病を持っていて医薬品を常飲する方は事前に医師に確認しておきましょう。
サプリは大きく分けると食品の部類に当たるので安全性が高いですが、医薬品と併用することで副作用が発生する可能性があります。
例えばサプリと医薬品の相性が悪いと薬の効果を落として症状が悪化するかもしれません。
さらに、医薬品に含まれる成分にサプリと同じ成分が含まれているケースも多いです。
例えば医薬品にビタミン類が含まれていて、そのうえサプリも摂取すると過剰摂取になります。
ご紹介したように過剰摂取すると下痢や嘔吐など副作用が起きて危険です。
このように医薬品とサプリを併用する時は危険性が発生します。
そのため、サプリを飲む時は必ず専任の医師に確認を取りましょう。
肌荒れに効果的なビタミン剤の選び方
商品を選ぶ時は以下の2つを押さえておきましょう。
- 栄養機能食品・機能性表示食品と表記されている
- 購入しやすい値段のものを選ぶ
栄養機能食品・機能性表示食品と表記されている
これらの表記がある商品は安全性が高いです。
- 栄養機能食品…20種類の成分について国が定めた量をクリアしている
- 機能性表示食品…根拠に基づいた具体的な機能を表示している
このように信頼性が高いです。
サプリと聞くと疑わしいと思う人もいるでしょう。
確かに中には体に悪影響を及ぼすサプリもあるかもしれません。
そんな心配症な方に、国が定めた基準をクリアしている栄養機能食品・機能性表示食品といったサプリはおすすめです。
購入しやすい値段のものを選ぶ
サプリは効果が現れるまで時間がかかります。
1カ月程度で効果が現れる人もいるかもしれませんが、効果が出るまでにかかる期間は基本的に3カ月以上です。
つまり最低でもサプリを3カ月は購入しなければいけません。
仮に、効果は高いけど1万円以上するサプリがあったとしましょう。
確かに効果が高いのは魅力ですが、この場合ずっと継続して購入できる人は限られてくるのではないでしょうか。
一方で2000~3000円程度のサプリの場合は継続して買える人も多いはずです。
サプリは継続することで効果があるので、手の届きやすいものを選びましょう。
まとめ
ビタミン剤を摂取することで以下の効果が期待できます。
- ターンオーバーが活性化する
- 皮膚炎による肌荒れを防ぐ
- 肌のバリア機能を高められる
このように肌荒れに効果的です。
そのため肌荒れを治したい人は日々の食事に取り入れてみるのも良いでしょう。
ただ、サプリメントを飲めば必ず肌荒れが治るわけではありません。
あくまでサプリは日々の食事で不足した栄養素を補うだけなので勘違いしないように気を付けましょう。
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