
男性の口周りはなぜ乾燥しやすいの?理由や対策をご紹介
男性は一般的に皮脂の分泌が多いので皮膚が乾きにくいと言われていますが、全ての男性に当てはまるわけではありません。
中には乾燥肌や敏感肌を持っている方もいます。
そんな方の悩みの一つが口周りが乾燥しやすいことです。
口周りが乾くと食事をするたびにしみる、赤くなって目立つなど辛い思いをしている人もいるでしょう。
そこで今回は口周りが乾燥する原因と対策をご紹介していきます。
目次
男性の口周りが乾燥しやすい理由とは
口周りが乾きやすい理由がこちらです。
- ヒゲを剃るから
- 他の場所と違って皮膚が薄い
- 動かす頻度が高い
- 皮脂の分泌が少ない
- 舌でなめてしまう
- スキンケアを間違っている
ではこの6つの原因について詳しくご紹介します。
原因①ヒゲを剃るから
ヒゲ剃りは肌を傷つけてしまうので、何度もしていると肌のバリア機能が低下します。
バリア機能が正常に働いていると外敵から皮膚を守れますが、低下すると菌が肌に侵入して肌荒れや乾燥を起こす可能性が高いです。
男性はヒゲ剃りをすることが多いのである程度は仕方ありませんが、シェービング方法やその後のケアをするだけでバリア機能の低下を防ぐことができます。
例えばヒゲ剃りをする時にはシェービング剤を付けると肌へのダメージを大きく抑えられるのでおすすめです。
そしてシェービングした後は保湿しておきましょう。
保湿することで肌のバリア機能を引き出しつつみずみずしさも保つことができます。
原因②他の場所と違って皮膚が薄い
口周りは他の場所と違って薄いです。
例えば頬の角質層は1.1~1.5㎜あると言われていますが、口元の角質層は約0.6㎜と倍近くも差があります。
角質層は肌の水分を保つ場所なので薄ければ薄いほど保つのが難しくなるのです。
水分量が少ないと乾いてきて、その結果皮膚が乾燥します。
原因③動かす頻度が高い
先ほどご紹介したように人間の口周りの角質層は薄いですが、これは動かしやすくするためという理由です。
話をしたり、食事をしたりすることで口元が動きます。
口が動くと皮膚も同時に動くので肌に負担がかかるということです。
この時に水分量があれば伸び縮みしやすいですが、乾いていると無理に引っ張っている状態なので良くありません。
仕事で接客業や営業をしている男性はしゃべる機会が多いです。
そんな男性は仕事前に保湿しておくと皮膚に負担をかけずに済むでしょう。
原因④皮脂の分泌が少ない
口周りには皮脂を分泌する皮脂腺が少ないです。
皮脂があると皮膚が外気に触れて蒸発することを防いでくれますが、それがないとどんどん乾いていきます。
一般的に男性は皮脂の分泌が多いですが、乾きやすい仕組みになっているので気を付けておきましょう。
原因⑤舌でなめてしまう
舌でくちびるを舐めると一見うるおっているように見えるでしょう。
しかし時間が経つとくちびるの水分と一緒に蒸発していくので、かえって乾燥を招くことになります。
くちびるを舐める時は以下の場合が多いです。
- 口の中が乾いている
- 緊張している
緊張については仕方ないかもしれませんが、乾燥については対策できます。
知らない間にくちびるを舐めないためにも定期的に水分補給しておきましょう。
ちなみに美容的に見ると、1日に1.5L以上の水を飲むと体内の水分量が増えて、徐々に肌が整っていきます。
乾燥肌で悩んでいる男性の方は毎日たくさんの水を飲む習慣を付けるのもおすすめです。
原因⑥スキンケアを間違っている
口周りは紹介したように乾燥しやすいです。
そのため定期的に保湿しておかないとどんどん乾いていきます。
男性の場合は美容に関心がある人もいますが、どちらかと言えば少ないです。
ただ、保湿しておかないと皮膚が乾きやすいので、美容に興味がない男性もこの機会に化粧水を使用してみるのも良いでしょう。
しかし、ただ保湿しておけば良い訳ではなく正しい方法で保湿しなければ効果が落ちます。
すでに保湿している男性も、これから皮膚の保湿を始める男性も正しいやり方を確認しましょう。
逆剃りしても肌荒れしない!正しい髭剃り法
【スキンケア版】男性の口周りを乾燥させない方法
保湿について詳しくないという男性は以下のポイントを押さえておきましょう。
- 1日に最低3回は保湿する
- 塗り残しがないようにする
- 優しい力で化粧水を塗る
口周りに化粧水を塗ってうるおわせる時はこの3つのポイントが大切です。
ではそれぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
ポイント①1日に最低3回は保湿する
化粧水で保湿する時は少なくとも1日に3回はしましょう。
ご紹介したように口周りは特に乾きやすいので、1日に3回は保湿する必要があります。
普段スキンケアをしない男性が3回もするのは面倒かもしれませんが、乾燥を防ぐには大切です。
そして肌を潤わせるタイミングですが基本的に乾いたと思った時や、保湿できる時間がある時にするのがおすすめです。
例えば朝・昼・晩・お風呂後にすると良いでしょう。
この中で特に保湿しておきたいタイミングがお風呂後です。
お風呂に入ると肌の潤いまで取り除かれます。
そのためお風呂後は普段より乾きやすいです。
保湿しておかないと皮膚全体が乾くので必ず塗っておきましょう。
ポイント②塗り残しがないようにする
口周りは以下の特徴があるので意外と塗り残しが発生しやすいです。
- くぼみがある
- 範囲が狭いからよく見ていない
口は範囲が少ないので塗り忘れがないと思いがちですが、塗り方が雑だったりすると塗り忘れが発生します。
塗り忘れが発生すると完全に乾燥を防げないので丁寧にまんべんなく塗っていきましょう。
もし塗り忘れが怖い方は少し多めに塗っても良いかもしれません。
ポイント③優しい力で塗る
化粧水を肌に付けるときは優しい力で広げていきましょう。
力を入れすぎると皮膚を引っ張ることになるのでダメージが与えられます。
そうすると肌荒れや乾燥につながるので、化粧水を塗る時には力を入れなくても大丈夫です。
化粧水の後に乳液も塗るとベスト
化粧水で保湿した後に乳液を塗るとより効果的です。
乳液にはうるおった肌が外気に触れて蒸発するのを防ぐ効果があります。
より乾きにくくなるので余裕がある方は乳液も塗るのがベストです。
ちなみに乳液を塗る時は化粧水が乾いてからでないと効果が落ちるので気を付けましょう。
【生活習慣版】男性の口周りを乾燥させない方法
化粧水で保湿すると乾燥を防げますが、普段から気を付けておかないとあまり効果がありません。
- 顔をいじらない
- マスクを使うならサイズに気を付ける
- 皮膚に効果的な栄養を摂取する
では乾燥を防ぐために気を付けたい3つことについて詳しく見ていきましょう。
顔をいじらない
普段から顔をいじらないようにしましょう。
無意識で顔を触る場合もありますが、知らない間に引っかいたりしてダメージが与えられます。
その結果、肌が乾くことにつながるので、触らないことを意識することが大切です。
もし口元を拭きたい時は優しい力で、ゴシゴシしないようにしましょう。
この点に気を付けておけば徐々に改善されるはずです。
マスクのサイズに気を付ける
マスクを付ける方も多いと思いますが、サイズが合っていないと肌荒れや乾燥の原因になります。
ベストなマスクの着用方法は肌に触れないようにすることです。
例えば立体マスクやマスクにガーゼを挟むとマスクの中に空間ができるので、肌に触れずに済みます。
もしくは皮膚に優しい綿100%生地のものにするのもおすすめです。
皮膚に良い食べ物を食べる
皮膚の状態を良くしたいという方は以下の栄養素を摂取するのも効果があります。
- ビタミンA…ニンジン、ほうれん草、卵黄、牛乳
- ビタミンB2…イワシ、シソ
- ビタミンB6…肉類、魚介類
- ビタミンC…ブロッコリー、トマト
- 食物繊維…きゃべつ、きのこ
これらの食べ物は皮膚に良いので積極的に食べるようにしましょう。
まとめ
男性の口周りが乾きやすいのは以下の理由があるからです。
- ヒゲを剃るから
- 他の場所と違って皮膚が薄い
- 動かす頻度が高い
- 皮脂の分泌が少ない
- 舌でなめてしまう
- スキンケアを間違っている
特に男性の場合はシェービングをするので女性より皮膚が乾きやすいです。
ヒゲを剃った後は必ず保湿するようにしましょう。
化粧水を使う習慣がない男性もいるかもしれませんが乾燥を防ぐには非常に効果的です。
1日に3回塗るだけで改善されるので、徹底して乾燥を防ぎたい方は保湿する習慣を身に付けましょう。
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